SCHEDULE





2008年8月1日金曜日

ドライブ

車で遠出をする度毎回といっていいほど思い出す場面がある。


友達が免許をとったばかりのころ、
あて先も決めずにただ車で走っているのが楽しかった。


オレの家が車を持っていなかったせいもあるかもしれないが、
同じような経験がある人もいると思う。


さだかではないけど大学に入る前だったかそれくらいの時期。




今住む家に越す前の場所での幼馴染が廃車にする前の車を譲り受けたので、
出かけようとその車に高校時代の友達と乗り込んだ。


そうそう、高校の友達は奇遇にもオレの幼馴染と中学が一緒で
しばらく連絡を取っていなかった幼馴染とまた交流するようになってた。




夜、池袋サンシャインの裏で待ち合わせ適当に出発。

クーラーをつけたら坂も上れないようなオンボロ車で
たしか新宿とかを適当に回って鎌倉の方まで行って帰ってきたと思う。



新宿で告白すると意気込んで好きな女の子に電話したりしたんだけど、
そんなことよりなぜか覚えてるのは郊外に進み始めた頃休憩した公衆トイレ。


車の通らない道路に座って自販機と街頭が照らすガランとした光景。
特別きれいなことも何もないんだけど、なぜかその何もなさが良かった。



今見たらどう感じるんだろうともう一度行って見たいと思う。



聞いたことはないのだが、目的もなく走っていただけなので幼馴染に聞いてもわからないだろう。


そのもう行けないということが一層その景色を特別にさせる。



場所うんぬんよりも、どういうマジックが起きてこんなに印象に起こったのかが知りたい。